バーバーカナヘビ EUCBヤングペア
英名:North African Ocellated Lizard、Morocco Ocellated Lizard
学名:Timon tangitanus
♂⇒全長:約18cm 頭胴長:約6cm ♀⇒全長:約18cm 頭胴長:約6cm
性別:ペア
価格:Sold out
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超久々の入荷!
所謂ホウセキカナヘビの北西アフリカバージョン、モロッコのホウセキ、ペーターカナヘビなどイロイロ呼び名があります。酷いのになると「ニセホウセキ」なんて言われようも(苦笑)。
今回入荷した個体は今年の新仔が一回り育ったサイズで、既にオスはミドリが乗り始めています。
生体になるとどんなになるかっちゅうと、こんな感じ。⇒参考個体、当店飼育個体(ブログ
非常に美しくなるカナヘビで、サイズもホウセキより二回りほど小型で持て余さないイイサイズ。
オスは上半身が目の眩むようなエメラルドグリーンに、下半身はカッパーブラウン。
メスもオスほどではありませんが、青っぽいグリーンが上半身に発色し、非常に上品で美しくなります。
10年ほど前までは、ホウセキといえば本種が来てましたが(苦笑)、現在はしっかりと分けられて殖やされており、今となっては本家ホウセキの入荷は結構あるんですが、本種を見ることは非常に稀となってしまいました。
ちなみに学名・分類は諸説あるんですが、一時期はホウセキカナヘビの亜種とされたり、はたまたTimon paterとされたり、はたまた現在はTimon tangitanusとされたり・・・、とイマイチ分類学上でもピシッとしない感じがあります(笑)。
飼育は非常に容易でしっかり飼い込むとハンドリングもできるベタ慣れカナヘビになり、繁殖も非常に簡単で、冬季に軽いクーリングを入れると、オスは簡単に発情します。
実は本種は店主の初めて飼った外国産カナヘビで、初めて繁殖させたのも実はコイツなんです。
その昔はまったく飼育情報も無かったんですが、なんだかんだしながらも殖えまくってたんで、やっぱり簡単なんでしょう(笑)
それ以来、ウチにコイツラがいない日は現在までまったくありません(^^)
マニアの方はもちろん、初心者の方にも結構オススメできるカナヘビ入門種です。
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オス
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メス
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飼育情報
◆種名:バーバーカナヘビ
◆学名:Timon tangitanus
◆英名:North African Ocellated Lizard、Morocco Ocellated Lizard
◆生息地:モロッコ
◆生産国:ドイツCB
◆入荷日:2009年7月25日
◆生年月日:不明
◆性別:♂、♀
◆最大全長:頭胴長15〜18cm程度、全長50cm程度
◆平均寿命:10〜15年程度
◆病歴:なし
◆マイクロチップ:なし(不要)

◇餌
昆虫食に傾いた雑食性。
サプリメントを添加したフタホシコオロギやヨーロッパイエコオロギ、ワラジムシなどを中心に、色々な昆虫を与えましょう。ミルワームなどのワーム類は吐き戻すことが多いので、あまり多用しないほうがよい。当店ではほとんど与えていません。
ふやかしたリザードフードなどの配合飼料にも餌付きます。
当店では、セラの肉食性用と草食性用の配合飼料も半々くらいで与えています。
大型個体にはマウスなども有効だが、カロリーが高く肥満しやすいので、多用はしないこと。
また、少量の果物(ミカンやバナナなど)も食べ、個体によってはタンポポや菊の花などを食べることもあります。
いろいろなものをバランスよく与えましょう。

◇飼育ケージ
60〜90cm程度の水槽もしくは爬虫類専用ケージなど。
将来的にブリーディングをする場合、90cm程度のスペースが必要。
水槽またはケージは人の目線より上に設置してあげると、人馴れしやすいです。

◇飼育環境
通気の良い乾燥した環境が最適。床材は乾燥系のものを使用しましょう。
ジメジメした通気の悪い環境下にいると、指先が腫れたり、腹側がただれたりするので注意。
ケージ内に湿った場所と乾燥した場所を作ってやり、個体に選ばせるのがよい(例えばバスキングスポット付近は乾燥気味、水入れ周りは湿り気味のような感じで)。
紫外線から身を隠す場所や体温を下げられる場所は必要。
シェルターは個体の様子を見て設置するか否かを判断しましょう。

◇飼育温度
基本25℃程度、バスキングスポット30〜35℃程度。(日中)
夜間はしっかり温度を下げてあげると調子が良い。
ケージ内には温度勾配を作り、必ず体温を下げられる場所を作ってやる。
真夏に30℃以上の日が続くと、内臓に負担がかかるのか餌を吐き戻すことが多く(夏バテのような症状か)、体調を崩すことがあるので注意。
よくヨーロッパのホウセキカナヘビは冬眠できるが、バーバーは冬眠できないようなことが言われることがあるが、完全冬眠とまではいかないがクーリング(休眠)は可能。
冬季は10〜15度程度まで徐々に温度を下げてやると餌を摂らなくなり、冬眠状態になる。
ただホウセキのように10度以下の完全冬眠をさせたことは当店でもない為、危険かもしれない。
繁殖を促すには冬季のクーリングは非常に重要なので、注意しながら行いたい。

◇紫外線
爬虫類用蛍光灯やメタハラの使用が最適です。
日光浴を好むので、晴れた日等は日光浴させてやると健康維持や繁殖等の面で効果的です。

◇ブリーディング
状態の良いペアを揃えることができれば、それほど難しくはないでしょう。
冬場にしっかりクーリング(冬眠)すれば♂の発情を促すことができるでしょう。
♀は交尾後、約2〜3週間程度で10個程度産卵し、卵は25〜30℃程度で約70〜80日程度で孵化する。
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当店での産卵・孵化状況や、生体の最新入荷情報などをお知らせしております。
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責任者:加藤保憲