爬虫類（カナヘビやスキンク、ヤモリ）のブリーディング・繁殖・通信販売　LACERTA ROOM（ラセルタルーム）
ホウセキカナヘビやミドリカナヘビ等のヨーロッパカナヘビ類をメインにブリーディングをしています

スペイン領カナリア諸島のテネリフェ島南部に生息する激レアガロティア！
テネリフェ島北部に生息する極美亜種アイセントラウティが有名ですが、こちらは基亜種ガロッティ。
基亜種のこのサイズでの入荷は相当稀で、なかなか流通しません。
地味渋な体色ですが、それだけに脇腹のブルースポットが目立ちます。
アイセントラウティやパルマとはまた異なるスカイブルーのスポットが最高です！
顔つきはガロティアらしい面長な雰囲気。やっぱりガロティアは男前なトカゲです（＾＾）
性格はガロティアらしいといえばそうなんですが（苦笑）、入荷直後よりはかなり落ち着いてきており、特にオスはあまりバタつかなくなりました。
既に箸からバナナを食べるくらいにまで馴れてきていますので、当たりの個体かもしれません。
雌雄とも餌食いもバッチリで、小松菜等の葉野菜、バナナ、みかんなどの果物の他、セラの草食性用フードやリザードフードにも餌付いているので、飼い易いと思います。
いいサイズですので、しっかり今年の冬寝かせれば来年には繁殖も可能でしょう。
なかなかこのサイズの入荷は見込めませんので、是非国内初ブリードを狙ってみてください。

◆種名：ニシカナリアカナヘビ
◆学名：Gallotia galloti galloti
◆英名：Southern Tenerife Lizard
◆生息地：スペイン　カナリア諸島　テネリフェ島南部
◆生産国：チェコCB
◆入荷日：2009年9月18日
◆生年月日：不明
◆性別：♂、♀
◆最大全長：頭胴長12〜14cm、全長35〜40cm
◆平均寿命：10〜15年
◆病歴：なし
◆マイクロチップ：なし（不要）

◇餌
基本的には草食に傾いた雑食性。
小松菜やチンゲンサイなどの葉野菜、バナナやイチゴ、ミカンなどの果物、ふやかした配合飼料などをメインに色々なものを与えます。
コオロギやミールワームなどの昆虫も与えれば好んで食べますが、肥満しやすく肝機能障害や腎臓への負担も考えられるため多用はしないほうがよい。
当店ではベビーの頃や、産卵前や産卵後の雌に少し与えるくらいで、ほとんど与えていません。

◇飼育ケージ
60cm程度の水槽もしくは爬虫類専用ケージなど。
将来的にブリーディングをする場合、90〜120cm程度の広いスペースを用意するのが望ましい。
水槽またはケージは人の目線より上に設置してあげると、人馴れしやすいです。

◇飼育環境
通気の良い乾燥した環境が最適。床材は乾燥系のものを使用しましょう。
ジメジメした通気の悪い環境下にいると、指先が腫れたり、腹側がただれたりするので注意。
平石などを組み合わせてレイアウトしてやるとよいが、成体は結構力が強いのでしっかり固定すること。
紫外線から身を隠す場所や体温を下げられる場所を設けてやる。

◇飼育温度
25〜30℃程度、バスキングスポット35℃程度。（日中）
夜間はしっかり温度を下げてあげると調子が良い。
真夏に30℃以上の日が続くと、体調を崩すことがあるので注意。
本種やアイセントラウト、パルマなどのガロティア類は耐寒性がかなりあるので、寒さには強いと考えてよい。
冬は保温器具なしで管理し、冬眠を促してやると、自然と餌を摂らなくなり、冬眠状態となる。
健康な個体であれば、最低気温は10℃以下でも問題なく、関東以南であれば、屋外越冬も可能。

◇紫外線
爬虫類用蛍光灯やメタハラの使用が最適です。
日光浴を好むので、晴れた日等は日光浴させてやると健康維持や繁殖等の面で効果的です。

◇ブリーディング
しっかりクーリング（冬眠）させてやれば、♂は結構簡単に発情します。
♀は交尾後、約3〜4週間程度で産卵に至り、卵は25〜30℃程度で約60〜70日で孵化します。