トウブニワカナヘビ WC ♂ 個体B
英名:Eastern Sand Lizard
学名:Lacerta agilis exigua
全長:約20cm 頭胴長:約6cm
性別:♂
価格:Sold out
飼育情報はコチラ
クリックして拡大
コメント
今年も来ました、人気種ニワカナヘビ。
この種は分布域が非常に広く、ヨーロッパ北部〜中国北西部にまで生息しています。
EU圏内に生息する亜種は保護動物に指定されていたりと、めったに入荷しませんが、このトウブ亜種はロシア西南部〜中国北西部にまで生息しており、1年に数回ポツポツと入荷があります。
安価に出回る人気種ですが、実は飼育難易度は意外と高く、長期飼育するのが難しいカナヘビです。
今回の個体は、もともと着状態は良かったですが、念のため糞便検査をし、フェンベンダゾールを投与し線虫類の駆虫を行っています。
この手のWCの個体は、着状態が良く餌もよく食べて状態良く飼育できていても、突然食が細くなりギョウチュウの塊のような糞をし、あっという間に状態を崩すことが結構あり、基本的に糞便検査を行い駆虫を行うことをオススメします。
飼育には若干コツがあり、初心者の方向けのカナヘビではありませんが、じっくり飼い込めば、全身にエメラルドグリーンやビリジアンを発色し非常に美しくなります。
この個体は当店にてトリートメント&立ち上げ済みで、水もよく飲み、餌食いも良好でプリプリですので、導入しやすいかと思います。
若いオスで、グリーンの発色もまだですが、しっかり飼い込めばグリーンが発色し、もっと頭部がいかつくなり、デップリと太ってカッコよくなります。
こちらの個体は背中の黒い模様が入るスタンダードな個体。
じっくり飼い込んで美しく育てましょう!
クリックして拡大
クリックして拡大
クリックして拡大
クリックして拡大
クリックして拡大
クリックして拡大
クリックして拡大
クリックして拡大
飼育情報
◆種名:トウブニワカナヘビ
◆学名:Lacerta agilis exigua
◆英名:Eastern Sand Lizard
◆生息地:ロシア、モンゴル、中国北西部
◆生産国:中国WC
◆入荷日:2009年5月29日
◆生年月日:不明
◆性別:♂
◆最大全長:頭胴長8〜10cm、全長20〜25cm
◆平均寿命:5〜10年
◆病歴:なし
◆投薬状況:フェンベンダゾール(内部寄生虫線虫類の駆虫の為)
◆マイクロチップ:なし(不要)

◇餌
昆虫食。
サプリメントを添加したフタホシコオロギやヨーロッパイエコオロギ、ワラジムシなどを中心に、色々な昆虫を与えましょう。
ミルワームなどのワーム類は吐き戻すことが多いので、あまり多用しないほうがよい。
当店ではほとんど与えていません。

◇飼育ケージ
45〜60cm程度の水槽もしくは爬虫類専用ケージなど。
将来的にブリーディングをする場合、60cm×45cm程度のスペースでも繁殖は可能。
水槽またはケージは人の目線より上に設置してあげると、人馴れしやすいです。

◇飼育環境
通気の良い、しかし少し湿った環境が最適。床材はある程度保湿できるものを用意します。
が、ジメジメした通気の悪い環境下にいると、指先が腫れたり、腹側がただれたりするので注意。
皮膚があまり強いほうではないようで、不衛生な環境にいると、真菌性のイボができたり、皮膚病を患ったりするので、あくまでも通気の良い状態を保ちましょう。
ケージ内に湿った場所と乾燥した場所を作ってやり、個体に選ばせるのがよい(例えばバスキングスポット付近は乾燥気味、水入れ周りは湿り気味のような感じで)。
紫外線から身を隠す場所や体温を下げられる場所は必要。
シェルターは設置してあげたほうがよいでしょう。

◇飼育温度
20〜25℃程度、バスキングスポット30℃程度。(日中)
基本的にあまり高温にはしないようにしたい。
夜間はしっかり温度を下げてあげると調子が良い。
ケージ内には温度勾配を作り、必ず体温を下げられる場所を作ってやる。
真夏に30℃以上の日が続くと、内臓に負担がかかるのか餌を吐き戻すことが多く(夏バテのような症状か)、体調を崩すことがあるので注意。
耐寒性がかなりあるので、寒さには強いと考えてよい。
冬は保温器具なしで管理し、冬眠を促してやると、自然と餌を摂らなくなり、冬眠状態となる。
健康な個体であれば、最低気温は10℃程度でも問題なく、関東以南であれば、屋外越冬も可能。
このexigua亜種がどのくらいの期間冬眠するかは定かではないが、かなり北に生息するagilisの一亜種は、半年近く冬眠するものもいるらしい。
どうもこの種はしっかり冬眠させてやらないと長生きしない感がある。

◇紫外線
爬虫類用蛍光灯やメタハラの使用が最適です。
日光浴を好むので、晴れた日等は日光浴させてやると健康維持や繁殖等の面で効果的です。

◇ブリーディング
国内での繁殖例はほとんど聞かれず、結構難しいのかもしれない(というよりまず長期飼育が難しい)。
冬季のクーリング(冬眠)を実施し、♂の発情を促せばそれほど繁殖自体は難しくないかもしれない。
が、くどいようですが、そこまで持っていけるかどうかが鍵・・・。
ブログ
当店での産卵・孵化状況や、生体の最新入荷情報などをお知らせしております。
爬虫類の繁殖・通信販売
LACERTA ROOM (ラセルタルーム)
〒166-0003
東京都杉並区高円寺南2-1-3
日本アタックビル201
TEL&FAX:03-5913-7520
携帯:090-1708-9463
URL:http://www.lacertaroom.net/
E-mail:info@lacertaroom.net
責任者:加藤保憲